メディカルアロマとは、フランスで医療分野に用いられているアロマの総称です。癒しを求めるリラクゼーションだけではなく、身体の不調やストレスなどの症状に対してアプローチを行える点が特徴的です。アロマディフューザーで空間セラピーをしたり、身体に塗布したりといった活用法のほか、メディカルアロマは飲むこともできます。日本では、自分が好きな匂いや気分といった基準でアロマを選ぶことが多いですが、メディカルアロマ発祥地のフランスではドラッグストアにアロマが置いてあって、漢方のように症状に合わせて選ぶのが一般的です。

メディカルアロマによる健康経営には、「薬のような副作用の心配がない」「目的に合わせて柔軟に対応できる」といったさまざまなメリットがあります。そのなかでも特に大きなメリットは、コストパフォーマンスに優れているという点です。薬を使った健康経営では、基本的にひとりの従業員へひとつの薬を使用します。一方、メディカルアロマを使用した健康経営では、部屋にアロマをひとつ置くだけで「空間セラピー」ができるため、複数人の従業員を一度にケアできます。効率的に従業員の健康ケアを行いたい方には、メディカルアロマによる健康経営がおすすめです。

メディカルアロマの特徴のひとつに、症状や目的、使用するシチュエーションに合わせてアロマを選べる点が挙げられます。例えば、ストレスが溜まっている従業員には副交感神経を高めてリラックスできるアロマを、大きな仕事に向けて集中したい従業員には交感神経を活発にするアロマを使用するなど、シチュエーションに合わせて対応できます。そのため、従業員一人ひとりへ柔軟に対応しやすく、仕事のパフォーマンスアップを効率的に実現できるはずです。また、より問題へダイレクトにアプローチしたいお客様には、メディカルアロマを皮膚に塗ったり飲んだりするメソッドもご提案可能です。